誰でも教えるのが上手くなる5つのコツ
自分でやるのは簡単だけど、人に教えるのって意外と難しい・・・
そう思ったことはありませんか??
例えば・・・
「デコレーションケーキの絞り」
自分ではクリームを綺麗に絞ることはできるけど、生徒さんに教える時にどう教えたらいいんだろう・・・
見てもらうだけじゃなかなか伝わらないし 汗
「こんな感覚で」って言っても、どんな感覚??ってなりますよね。
コレ、私が実際にお菓子教室を始めた頃に感じたことの1つです。
では、生徒さんに教えるのに、どうしたら上手くいくのでしょうか?
教えるのが上手くなる5つのコツ
1.相手の立場に立つ
2.専門用語は避ける
3.基礎を繰り返し教える
4.感覚的な表現を控える
5.同じことをいろんなパターンで教える
1.相手の立場に立つ
教え上手と教え下手の決定的な違いは、
「相手の立場に立っているかどうか」
そのためには、まず「相手を知る!!」というのが
非常に重要になってきますね^^
・生徒さんが過去にお菓子やパン作りをされたことがあるのか?
・もし経験があるのならどれくらいの期間やっているか?
・具体的にどんなものを作ったことがあるのか?
・どれくらいの材料や器具をもっているか?
・完成品はどうだったか?失敗したことなどあったか?
どうしても教える立場にある講師は、
「さすがにこれくらいは知っているかな。」
って勝手に判断をしてしまうことがあります。
それでは、自分本位になっているので、まず相手の話をじっくり聞いてみましょう。
もし、質問をするときは、YES、NOで答える投げかけではなく、
具体的に質問を投げかけるのがオススメです!
2.専門用語は避ける
専門用語を知っていると、なんだか講師としては自信が持てますよね。
でも、まったく知らない人からしたら
「何その言葉~??」ってなり、呪文にしか聞こえません。
専門用語をもちろん教えたあげることは大切なのですが、
その言葉が何なのか?どういう意味なのかをしっかり伝えてあげましょう!
その時に重要なのが、
「小学生でも理解できるくらいの内容で伝えましょう!!」
3.基礎を繰り返し教える
どんなことにも「基礎」があります。
例えば、パン教室において「基礎」というと・・・
〇材料選び、道具の使い方
〇計量
〇捏ね方
〇工程の流れ
このあたりが基本的な内容になってきます。
基礎の土台がしっかりできていないのに、
その上にどんどん積み木をのせても崩れるのと同じように
基本がしっかりしていなければ、
応用を伝えてもなかなか伝わりません。
基礎がしっかりできているかいないかで、
その後の成長は大きく変わってきます。
何度も、何度も基礎を繰り返し教えてあげることで、
生徒さんの上達もグッとアップしますよ!
4.感覚的な表現を控える
例えば、カットケーキがあるとします。
私は、大きい。って感じるかもしれませんが、
ある方は、小さい。と感じるかもしれません。
このように感覚的な部分は人によって感じ方が違うのです。
なので、レシピでは、具体的は数字で表現するようにしています。
例えば・・・
パンを作る時の材料の温度を測る
発酵時間はタイマーをかけて時間を計る
成型の時の生地の長さや大きさを〇〇㎝と数字で表す
もちろん、何度も何度も繰り返し作ることで
感覚が身についてくるまでになれば、
きっちり計ったりしなくても大丈夫ですが、
特に未経験者さんには、感覚ではなく、
しっかり伝わる表現で教えてあげることをオススメします。
5.同じことをいろんなパターンで教える
私がよくレッスンで生徒さんに教える中でやっていることがあります。
それは、成型の仕方を何パターンかお伝えすることです!
パン作りも、正解が1つではなくて、
いくつもの製法ややり方があって、
その人のやりやすいクセ、なんかもあります。
私自身の考え方として
「最終的に理想の形になっていれば、
方法はどんな方法でも構わない」と思っています。
つまり、パンの成型した時のサイズや形、
生地の状態が、理想の状態であれば、
折りたたむみながら棒状にする。
巻きながら棒状にする。
どちらでも構わないのです。
ただその中で、「私のオススメ、効率的な方法はコレ!」
とお伝えします。
パン教室も、お菓子教室もいろんな先生がいるから
いろいろな教え方があります。
10人いれば、10パターンの教え方があるのです。
まとめ
私、教えるのが下手だから自信がない・・・
なんて思わなくて大丈夫です!!
教える経験を重ねることで、徐々に教え上手になります!!
何より一番大切なことは
「相手の立場に立つ」
ということです。
相手のことを想えば、対応の仕方も必然的に変わるので
相手もきっとあなたに心を開いてくれます。
ぜひ生徒さんに寄り添ったレッスンを心がけましょう!
パン・お菓子教室専門サポーター
鈴木英里
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